勤医協歯科

医療法人 北海道勤労者歯科医療協会 
理事長 荻原宏志
理事長

このたび、北海道勤労者歯科医療協会の理事長に就任いたしました。

 日頃から当法人の歯科医療活動を支え、地域でともに歩んでくださる皆さまに、
心よりお礼申し上げます。

 当法人は、五つの歯科診療所を拠点に、地域に根ざした歯科医療を積み重ねてきました。虫歯や歯周病、入れ歯など一般的な治療にとどまらず、口腔機能の維持、摂食嚥下への対応、医科・介護・薬局との連携へと、患者さんの暮らしを支える歯科へと役割を広げてきました。なかでも、1980年代から続けてきた訪問歯科診療では、通院が難しくなっても住み慣れた地域で健康に暮らし続けたいという願いに応えるべく、日々奮闘してきました。

 私たちが大切にしてきたのは、口の中だけを見るのではなく、その背景にある生活、経済的な困難、孤立、制度の不十分さにも目を向ける姿勢です。無料低額診療、地域の皆さまとの健康づくり、「保険でより良い歯科医療を」の署名活動などは、無差別・平等の医療を日々具現化する実践にほかなりません。物価高騰や格差が広がるなかで、必要な医療や介護を誰もが安心して受けられるように努めることは、私たちの大切な役割だと考えています。

 一方で、これからの医療を支えるためには、職員が安心して働き続けられる職場をつくり、人材を育てていくことも欠かせません。
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科事務がそれぞれの専門性を尊重し合い、互いに支え合える組織であることが、地域の歯科医療を守り、未来へつないでいく力になると考えています。

 まだ力不足の点も多いと思いますが、先輩方が築いてこられた歩みを受け継ぎ、職員とともに学び、さらに前へ進めていくことが、私に託された役割だと受け止めています。

 これまで法人を築き、支えてこられた多くの方々の努力と協力に敬意を表し、地域の皆さまの「安心して健康に暮らしたい」という願いに寄り添いながら、医科・介護・薬局との連携をさらに深め、地域に必要とされる歯科医療を皆さまとともに育ててまいります。

 今後ともご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


医療法人 北海道勤労者歯科医療協会